オカッパリ一筋の自分ですが、知人からのお誘いでオフショアのヤリイカ釣りに行ってきました。
正直に言うとイカは食べるのもそんなに好きな方では無いんですが、沢山釣れたら普段お世話になっている人に配ったり、冷凍しておいて夏のタマミ釣りの餌にしちゃおうという狙いです。
オフショアの道具は揃えてないのでタックル一式はレンタル。過去に一般的な胴付きイカスッテ仕掛けで釣ったことがあるんですが、今回はイカメタルかオモリグがいいよとのことでした。
早速イカメタルとオモリグの仕掛けについて調べてみて、ざっくり以下のように理解しました。
<イカメタル>
一般的な胴付き仕掛けを、エダス1~2本に減らし一番下には錘の代わりに鉛スッテを装着。キビキビとキレの良いアクションが可能で、高活性時の数釣りに有効。
<オモリグ>
固定錘式吹き流し仕掛けのイメージ、ハリスの先端に2~3号程度のエギを装着。長くハリスを取れるので自然なフォールで誘うことができ、低活性時や大型に有効。エダスにスッテをつける場合もあり。
状況によって使い分けが必要になりそうですね、どちらもシンプルな仕掛けなので手持ちの道具で何パターンか仕掛けを作ってみました。
オモリグに関して調べていて思ったのが、固定錘式のため誘い上げた後フォール中のエギに出る微かなアタリを取りづらいのではということ。なので私の場合は投げ釣りで使う石鯛パイプ天秤を使った遊動式のオモリグ仕掛けも準備してみました。
さていざ実釣です。場所は港から1時間半程船で走った玄界灘となります。まずは普通の固定式のオモリグ仕掛け(エダス付き)で開始、水深は40~50mのフラットな海底で底付近を中心に攻めてみます。
夕マヅメの明るい時間帯は群れが散っておりぽつんぽつんと交通事故的に釣れる時間が続きました。予想通りでエダスへのアタリはハッキリでますが、長いハリスの先のエギに食った場合かなりアタリが取りづらいです。
暗くなって集魚灯が点くと次第に群れが固まり活性も上がってきたのか、船全体で徐々に入れ食い状態に。ここでイカメタル仕掛けにチェンジ、激しくシェイクした後のステイで食ってくるパターンがしばらく続いたものの、徐々にアタリが減り全く釣れない中だるみの時間となました。
今だ!と今回準備した遊動式のオモリグ仕掛けへとチェンジ。棚を変えながらゆっくり大きなシャクリとフォール&ステイの繰り返しで誘っていると、底から10mの棚で微かな違和感、合わせるとグイッグイッと今日イチの引きで胴長40cmクラスの大型がヒット!その後も同じ棚、同じ誘いのパターンで胴長30cmクラスの良型が毎回釣れてくれます。アタリの出方がめちゃくちゃソフトで、イカパンチというよりイカソフトタッチな感じ。
この間イカメタル仕掛けで釣っていた人たちは全くアタリが出なかったようで、オモリグ組にばかりヒットする展開になりました。こんなにハッキリ違いが出るなんて面白い。
夜も更けると徐々に風が強まり、後30分で終了のアナウンス。と同時に再び活性が上がってきたのか今度はイカメタル組が入れ食い状態、オモリグにはほとんど反応なし…イカメタルに変えようかと思いましたが、もう十分数は釣ったので大型狙いでオモリグのまま続けるものの、3,4杯なんとか追加して終了となりました。
この日は普段に比べかなり渋かったようで船平均で30〜40杯、私はちょうど50杯の釣果でした。遊動式オモリグ仕掛けで差がついたかな!と思いたい。
釣れたイカ達は傘袋に分けて冷凍し、親族や友人におすそ分けしました。
そうそう、今回オモリグで使ったエギについて。イカメタル用、ショアエギング用と何種類か試しましたが、ダントツでヒット率高かったのがDUELのEZ-Q® キャスト 喰わせ、ブルー夜行マーブルブルー、2.5号でした。あんまりオフショアでは使われないだろうエギだと思うのでイカにとって目新しく良い方向に作用したのかもしれませんね。
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