シブダイ狙いに適した釣法は~カゴ釣りタックル考察編~

前回の記事からさらに2回連続でシブダイ狙いでボウズ食らってます。
1回目は枕崎方面の地磯で初めてのカゴ釣りにチャレンジするもガラカブのみ。2回目は宮崎県北地磯でのフカセ釣りで、タイワンカマスとガラカブ。どちらも時間がなく半夜釣りかつ慣れない釣法or場所だったので仕方ないといえば仕方ないですが悔しいですね。

本題ですが、シブダイ狙いの主な釣法には大きく分けて以下3つかと思います。
1.ブッコミ釣り(投げ釣り含む)
2.フカセ釣り
3.カゴ釣り

それぞれ一長一短で人によって好みもあるかと思いますが、私はこれらを状況に合わせて最適に使い分けれるようになりたい!最近ようやくフカセ釣りが形になってきたので、カゴ釣りも習得したい。

カゴ釣りのメリットはこんな感じでしょうか
・サシエとコマセを同調させやすい
・遠投で沖のポイントを攻められる
・深場も攻められる
・外道(ウツボ、サメ、エイ)を避けられる
・多少の波やうねりが有っても釣りが成立する

そんなこんなで初挑戦したカゴ釣りですが、難しかった。
仕掛けはタックル・仕掛けは以下のような感じ↓

竿:ボトムキング T500
リール:パワーエアロ スピンパワー
道糸:PE3号にナイロンリーダー12号を15m程FGノットで接続
ハリス:フロロ10号
ウキ:遠投カゴナイト15号
カゴ:アッパーロケット15号
天秤:SANNAの遠投カゴ天秤
ハリ:オーナー ヒラマサ14号

一番悩んだのはカゴのサイズとタックルバランス。今回プラ製のロケットカゴを使いましたが、カゴ釣りのカゴって水中で浮力を受けた時の号数表示になっているらしく、実際は15号より重たい。そんでウキが何gでカゴが何gで、これにコマセを詰めて・・・と全部合わせた重さを考えてカゴの重さを選択せねばなりません。これが最初とにかく分からなくて色々調べまくりました。

竿に関しては大型フエフキが食っても戦える強いモノをと考えて、沖縄の打ち込み竿であるシマノのボトムキングT500を選択。これに合わせてカゴは15号としました。コマセ込みで仕掛け全部合わせて30~35号くらいになる計算です。

ボトムキングT500、投げ竿と磯竿の中間のような竿との口コミを目にしましたが、私が初めて触った感触は”物凄く柔らかい”でした。投げ竿とは性質が全く異なります、多分EXクラスよりもしなやかでびよんびよん。

こんなんで35号投げれるんかいな~と心配なりましたが、実際試しに投げてみると全然問題なかったですね。まだ大物掛けてないので本当のポテンシャルは未知数ですがこれならブッコミタマンにも使えそうです(そういう竿だから当然か)。

あとこの竿を選んだもう一つのポイントはリールシート位置(竿尻からリールフシート中央までの長さ)。投げ竿だとだいたい80cmくらいありますが、このボトムキングT500は約63cm。

長いほうがキャスト時に力が入りやすいものの、80cmもあると大物とのファイト時に竿尻を腹に当てることが出来ずグリップを股間に挟む形に・・・これタマンの60cm超えにとなるとめちゃくちゃ痛いんですよ股間が。下手したら種なくなっちゃう。

その点ボトムキングの63cmという絶妙な長さ!ギリギリ腹当てファイトが可能かつ最低限のキャスト性能も備えています。さすが対大物打ち込み竿ですね、これが大物カゴ釣りにもピッタリじゃないかと思いました(価格が中堅クラスなのも嬉しい)。

リールは投げ用のパワーエアロスピンパワーをそのまま流用。道糸もナイロン8号通しか、12号通しかで悩みましたが結局PE3号にFGノットで12号のリーダーを15mという形にしてみました。これなら飛距離と強度を両立出来るし、水深15mまでの棚であればウキ止めはナイロンリーダー部に取り付ければOKなので。ブッコミに使うときはブルズアイの9120にナイロン16号以上またはPE8号以上を巻くといいかも。

さて色々悩みに悩んでようやく道具一式を揃え、いざ挑戦してみたカゴ釣りは非常に難しかった。

■難しい点その①:カゴが空中分解してしまう。
キャスト後空中で回転したカゴが開きパラパラとコマセを撒き散らしながら飛んでいく現象が30%くらいの頻度で発生。これは力まずスムーズ投げることを意識すると頻度が減るがゼロにはならず・・・今回コマセがオキアミボイルオンリーだったのも良くなかったみたい。集魚剤やパン粉などつなぎを混ぜてコマセにまとまりを持たせるとさらにカゴの空中分解は減らせるようです。

■難しい点その②:ハリスが絡む
最初ハリスを2m取りましたが、これだとウキや天秤へのハリス絡みが多発。ハリスを1.5mにしてかつより糸を40cm入れることでかなり改善しました。あと今回忘れていましたがカゴとウキの間にからまん棒を入れて50cmくらい間を空けてあげればウキへの絡みは減らせるでしょう。

■難しい点その③:コマセが効いてるか分からない
カゴが空中分解せずに上手く着水できたとして、ちゃんと目的の棚で、どれくらいのペースでコマセが開放されているかが全く分かりません、見えないので!これコマセ効いてるんだろか・・・って不安をずーっと抱えたまま釣りしてました。これは経験でしょうかね、いきなり”地磯”で”夜釣り”はハードルが高すぎた。堤防の足元でカゴの動きを確認しておく必要がありました。準備不足。

これ以外にも細かな問題点が多々有りなかなか思うように釣りができず結果は惨敗。ただ、それぞれの問題に対しての改善策も見えてきました。次回以降は一応釣りが成立するレベル?にはなると思います。ただカゴ釣り一本で行くのは怖いのでブッコミも併用して・・・など保険付きでチャレンジを検討中。

道糸に関してはPE3号にナイロン12号リーダー15mと少し特殊なセッティングでしたがこれは問題ありませんでした。ナイロン12号通しより多少飛距離は出ていそうでしたし(感覚的に)、8号通しより強度もあるので太いハリスが使えます。最低でもハリス10号欲しかったので、仮に道糸よりハリスが太いと根がかりした時最悪ウキまでロストして泣きますから。

あとコマセの量について。今回オキアミボイル2角用意しましたが半夜釣りでは半分くらいしか使いませんでした!手返しが悪かったのも大きいものの、コマセを詰められる量が決まってるのでフカセより消費量は少ない印象でした。ボイルにしろイワシスライスにしろコマセ代って高いので節約できるに越したことはないです。

~おまけ~
カゴ釣りチャレンジの次の週初めて訪れた宮崎県北、門川~日向の地磯。半夜のフカセ釣りでボウズ喰らいましたが、翌朝予報に反して雨降らなかったのでショアジギロッド一本持って散策。

いいサラシが出ており、ロックジャーク140(ミノーこれしか無かった)を通すとクロダイが釣れました。この前に70cmクラスのヒラスズキ掛けたけどエラ洗いでバラシてますが…ショアジギロッドだと操作が上手くいかないです。

それと餌の購入で寄ったかめや釣具で「e-FLOAT」なる電気ウキ見つけました、580円と格安!調べたらこれかめや釣具オリジナル商品のISO GEARシリーズみたいです。電池はBR425が2本入りますが1本でも光るのが地味に嬉しい。シブダイ狙いの電気ウキなんて浮いて光れば何でもいいので次かめや寄る時はこれまとめ買いしておこう。

以上

コメント

  1. 線路 より:

    へなたりさん こんばんは。
    私も連敗続きです(笑)。冬になるとカレイ釣りに頑張っていますが、3年ほど釣果がありません。へなたりさんのチャレンジがヒントになることも多々あります。釣りの種類は違いますが、これからもお互い頑張りましょう。釣りは面白いですね。

  2. へなたり より:

    線路さん、こんばんは!
    負けが続くと辛いですよねぇ笑チャレンジに失敗は付き物なので、その分の経験値がいつか活きると信じて・・・
    何やかんやぼちぼちカレイシーズンも開幕ですね。カレイは居る場所居ない場所がハッキリしている印象なので、実績場で粘ればきっと。お互い頑張りましょう!

  3. はまちゃん より:

    へなたりさん、ご無沙汰しています。甑島の釣果、スゴイですね!
    地元の関西に戻って1年半が経過しましたが、九州が懐かしい今日この頃です。なんだかんだで思うように投げ釣りに行けてませんが、へなたりさんの釣行記を拝見していると、軍資金を貯めて遠征したくなりますね。
    もう少しすれば乗っ込みのカレイシーズンですので、良型を目指して頑張ってみます。

  4. へなたり より:

    はまちゃんさん
    ご無沙汰しております、関西戻られていたんですね!
    福岡ではさぞカレイを釣りまくったことと思います、相変わらず色々な釣りにチャレンジされているようで楽しそうです。
    甑島はポテンシャルがハンパないですよ!昨年上甑~下甑が橋で繋がって、より行動の幅が広がりました。是非遠征に笑
    もう乗っ込みカレイ始まるのですね・・・早い(汗)50upのカレイ目指して頑張りましょう!私は餌取りの少ない春に挑戦かなぁ。

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