地磯でフカセシブダイに挑戦

6月末、前回に引き続き南薩方面の地磯にてフカセ釣りでシブダイを狙いました。フカセでシブダイ、これまで瀬渡しでは何度かチャレンジしたものの未だに釣れたことがありません。ブッコミでなら何度か釣っているんですが…フカセ釣りはまだまだ未熟で下手くそなんですよね。

そして今回は瀬渡しではなく地磯です。地磯で夜のフカセ釣りとなると安全面や荷物の量など色々とハードルが高くこれまで避けてきていましたが、道具も揃ってきたので満を持してチャレンジしました。

持ち込んだ主な荷物は以下の通りです。全部で約15kg（こんなもん？）
・フカセタックル＆小道具
・ヒラスズキタックル＆最低限のルアー
・背負子（タカミヤ アルミフレームパック　ＴＧ−４０２２）←NEW
・ダイワ　ソフトクール2500←NEW
・ペットボトル氷3.5リットル分(保冷と飲水兼用)
・マキエ用バッカン
・マキエ:イワシスライス3kg×2、パン粉1kg
・サシエ:冷凍キビナゴ
・その他水くみバッカンやストリンガーなど小道具
・食料

当然ライジャケ＆スパイク＆ヘルメット＆グローブ等磯の基本装備前提。釣れた魚はスカリやストリンガーで活かせばクーラーは不要かとも思いましたが、もし魚が死んでしまった時のことを考えてダイワのソフトクールを購入してみました。これなら軽いしキャンプ等にも使えそうです。保冷力だけが少し心配でしたがこれは後々杞憂となりました。

これらの荷物を背負って約30分かけて地磯に降りましたが…重いしんどすぎる。これだけで汗でぐっしょり。息を整え水分補給し仕掛けを作って釣り始めたのは19時過ぎとなりました。

手前10mの水深は7～8mほどでフラットな感じ、これ以上沖はズドンと深くなるので竿一本の棚で手前を流します。反転流が当たる磯なので潮はゆっくり左右前後に不安定。

マキエが効き始めるとエサ取りのイトフエフキが入れ食い状態になりました。

20時半過ぎると突然ピタッとイトフエフキのアタリが止まりました。それから２投目、ヒュンッとウキが消し込んで即座に鬼アワセ！！凄まじい引きに襲われますがベイシスBG5号がしっかりと受け止めてくれます。

右側に張り出した沈み根へと走り出したので、半ば強引にゴリ巻き＆ゴリ巻き！なんとか根をかわし上がってきたのは。

見るからに50cmオーバー自己記録更新の本命シブダイちゃん！！思わずガッツポーズです。地磯で、フカセで、本命の自己記録更新。私の中ではめちゃくちゃ快挙でした。

朝まで活かしておきたいので検量は後回、でひとまずストリンガーに繋いで潮溜まりに泳がせておきます。うんうん、ちゃんと元気に生きてますね。

同じ投点で続いてくれたら良かったんですが、程なくして潮が止まりエサ取りの猛攻。こりゃいかんと少し棚を浅くして足元のキワを流してみると…一投目から浮きが消し込み

またまた本命！一匹目のサイズには及ばないもののこれも十分でかいです。この時点で既に大満足の釣果、苦労して重い荷物背負って地磯に来た甲斐がありました。胸をほっとなでおろしあとはのんびり釣ろう…

…この後も仮眠を取りつつ朝まで粘りましたが本命は釣れずイトフエフキ、オジサン、マツカサが飽きない程度に相手をしてくれました。オジサンは美味しいので2匹だけ締めてクーラーで保管。

さてさて楽しみのサイズ検量タイム。2匹のシブダイのサイズは…

１匹目：55cm　2.8kg
２匹目：50cm　2.1kg

でした！これまでの自己記録が46cmだったので大幅な記録更新となりました。嬉しい。

それとダイワソフトクールの保冷力ですが、2lペットボトル×1と500mlペットボトル×3を凍らせて入れておき、500mlの方は都度飲水として使いましたが、最終的には2lの氷が半分以上残っており保冷していたオジサンもしっかり冷えていました。気温は一晩通して25℃くらいだったと思います。これだけの保冷力があれば真夏の昼間などでない限り十分に使えそうですね。

地磯でのフカセシブダイ、結果的には大成功となりましたが荷物の量に関しては見直しが必要になりそうです。ストリンガーに繋いだシブダイは２匹とも朝まで元気に生きていてくれたので、クーラーは持ち込まないとか、半夜釣りにしてマキエを半分にするとか…色々と考えなおして今シーズン中にまたチャレンジしたいと思います。

【タックル情報】
ロッド：ベイシスBG 5号
リール：ダイワ BG4500H
道糸：ナイロン12号
ハリス：フロロカーボン12号
針：がまかつ ヒラマサ14号

【エサ】
マキエ：イワシスライス6kg＆パン粉1KG
サシエ：釣り餌用冷凍キビナゴ